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今日は関東はいい天気でしたね!そんな日に脇田は昼過ぎまで惰眠をむさぼり、その後、某さんをそそのかした企画の表紙とか描いてましたよ!…結構いいデキになったと思うんですけども…!
そんなこんなでー!
みなさんお待ちの「この空の世界に」の緋詠さんえがく、勇者なのはストーリー!の第1話をうp----!
ちなみに続きは次の話まで頂いてます!…それはまた後日~!
やー、緋詠さんいっぱい連載ss抱えてるもんなー…。若いエネルギーには脇田は敵わない…!とか思う自分になんだかなーという感じになります(笑)
とりあえず全部続きが読みたいのがファンとしての声ですね!頑張って!応援してる!(こっそりと)
つづきからレッツ!「蒼の勇者と紅の姫君」!!
かわゆいなのフェイがががががががっがwwwwくっそおもちかえりしたry
第一話 ― 名 を 紡 ぐ 者 達 ―
あの日。嫌な稽古から抜け出して、私は空を飛んでいた。
自身のこの眼と同じ色の空を。愛機であるレイジング・ハートと共に。
私の生まれ育った場所は、小さな村。そこでは、農民が畑を耕し、ときせつ来る商人達が売店を広げ、市場では村人たちの賑わいが絶えない。広い牧場には、馬や牛に羊、この地方特有の植物が育てられている。
私この小さな村が好きだった。帝国のように技術面が発達していなくても、大国のように領土が広くなくても、私は皆が笑顔であるようなこの街が好きだった。
だが、それも、あの日急に全てが変わった。
ある一人の預言者が、この村に訪れ、村長である私の父にこう言ったのだ。
『その者には、退魔の強き力が宿っております。暗き闇から目覚めるであろう暗黒の軍団。私には見えます。
立ち向かう勇者の姿が』
当時の私は、まだ幼くて村で走り回っているであろう年頃。だが、その時にはもう、私はただの少女ではなくなっていてしまったんだ。
何で、流れ者の預言者の言葉を皆は信じたのだろうか。父は誇らしげに皆に話し、母は感涙し兄弟にも、祝福された。それまで私に優しくしてくれいた大人達は、私を崇拝し、崇めるように。一緒に遊んでいた子供達は、あこがれの眼差しと嫉妬の眼差しで遠巻きに私を見るようになった。
それからだ。私が変わったのは。それまで、普通の少女らしく振舞っていたのに、それを禁じられ礼儀作法を学ばされ、剣術、体術、魔法訓練の英才教育を無理やり受けさせられた。剣術は、父が剣豪のような強さなので、必要以上に手厳しかった。魔法訓練は、幾度も本を読み、そして完成させた。でも、村人たちは「天才だ」「運命の子だ」と私の努力を認めてはくれない。唯一の理解者もいないまま、私は孤立した。
九つになり、父から家宝の宝玉――レイジング・ハートを受け取った。それは魔道の力を補佐する役目をもつ宝玉で、不思議と意志を感じた。
それまで理解者のいなかった私は、レイジング・ハートと共によく空を飛んだ。
村を離れ、海へ行き、カモメと競争したり、山にいって湖で遊ぶ。
そして、『勇者』であるがためにそれまでそ誰られてきた私は、白の防護服と金の装飾が施された濃い青のマントを受け取った。それで、世界を回れとのこと。
だが、世界従順のたびに出るのは、聞いていない。そもそも九歳の娘をそんな旅に出していいものかと、私は父に言った。もう一度預言者を探すと言って、父は帝国に向かった。
そして、あの日。私はいつものように稽古を抜け出して遠出した。大きな木々がひしめくが、森の中には広い原っぱがあり、そこで私は休息をとることにした。
寝転び空を見上げていた時…、急に物音がして振り向いたら誰もいなくて、不審に思っていた。
でも、ちゃんとそこに彼女はいた。
頭上から音がして、空から女の子が舞い降りた。綺麗な金髪に、整った人形のように無表情だった女の子。華奢な体は木の葉のように地面に舞い降りた。
そして、いきなり『誰』との質問。その時はいぶかしんでいた。表面上は。でも、心の奥では鼓動が速くなっていたんだ。
名乗り合い、彼女は私の名を数回呟き、そして……紅の瞳が私を捕えた。
『うん。私はフェイトだよ。覚えておいてね……なのは』
そう言って、その場に吹いた一陣の風と共に彼女は消えた。
あの日のことは、今でも鮮明に覚えている。村に帰ってからも、父に怒られている最中でも、彼女――フェイトちゃんのことが忘れられないでいた。
そして今日。私はまた、あの場所へ向かっている。お互い名前を呼び合った場所に。
目的の場所を見つけ、下降する。何故だろう。凄く、会いたい。
その時、輝く金色を見つけた。―――フェイトちゃんだ。
でも、なんとなく、この力のことはばれたくなかった。
魔道師は、この世界でも限られた者たちだけで、そんなに多くはない。気味悪がられたりすることもある。フェイトちゃんはきっと違うと思うけど…。でも、話さない方がいいかな?そう思い、近くの茂みに降り立ち防護服からいつもの服に変えてから近付いた。
「フェイトちゃーん!」
手を振りながら名前を呼ぶ。すると、こちらに気付いてくれたのか、彼女も控えめに手を振っている。それも、無表情じゃなくて笑顔で。
隣に座るよう言われ、腰を落ち着かせる。でも、何を話す訳でもなく、無言のまま。
そう言えば、ここ何年か同年代の子供と話してはいないな。と頭の片隅で思っていた時、フェイトちゃんが話しかけてきた。
「……あ、…あのね、なのは。私、君に…君にまた会えて、う、嬉しいんだ。名前を覚えてもらえて、手を振ってもらえて…。もしかしたら、この間失礼じゃなかったかなって…ずっと、心配だったんだ…」
おずおずと言うフェイトちゃん。
途切れ途切れで、小さな声だけど、耳に染みわたるような…そんな声。
「……私も、またフェイトちゃんに会えて嬉しいな。じつは、ずっと話をしてみたいと思ってたんだ。あれから」
「…そう、なんだ…。良かった。で、でもね?私、あんまり、その、…同年代の子と話したことないの。ずっと…。だから、何を話したらいいのかなって…」
……なんだ、彼女も私と同じことで悩んでいたのか。そう思うと、自然と笑みがこぼれた。私は満面の笑みで、彼女の白く可愛らしい手を取る。
「別に、何でも良いんだよ。お家のことでも、最近見つけたものや、好きなこととか…。フェイトちゃんが話したいことでもなんでもいいの。私は、ちゃんと聞くし、フェイトちゃんにも私の話を聞いてもらいたい。だから、なんでもいいよ?」
「なのは…………、うん。分かった…」
それから、私達は他愛もない話をした。森に咲く綺麗な花とか、来週生まれるであろう仔馬の話とか、フェイトちゃんの好きな動物、食べモノとか、なのはの知らないこともフェイトちゃんは教えてくれた。
時間が過ぎることも気にしないで、太陽が傾くまで私達は話し続けた。
やっと、時間が過ぎていたのを気づいた私が空を見ると、もう濃紺が染まりそうな時間だった。流石にこんな時間になってしまったら、また怒られてしまう。
「…そろそろ帰らなきゃ…。フェイトちゃん、今日はありがとう!また今度ね?」
「え、…また、会ってくれるの?」
「当たり前だよ!!…それとも、なのはと会うの…嫌?」
「ううん!!そんなことないよ、絶対!」
「にゃはは…嬉しいな♪」
「……ね、ねぇ。なのは。お願いがあるんだ」
意を決したように、真剣な顔のフェイトちゃん。その表情が、とても凛々しくて、カッコ良くて…つい見とれるほど。
「……友達に、なって欲しいな」
小さな声で、呟いた言葉。私は返事をする代わりに、めいいっぱい彼女に抱きついた。よろけながらも、私を支えてくれるフェイトちゃん。
「うん、フェイトちゃん♪友達だよ!!」
「…ありがとう…なのは……」
またねって、挨拶をすますと私は茂みに隠れ、レイジング・ハートに命令し防護服とマントを纏い飛翔した。濃紺の空から見下ろしたあの場所は、もうそこに彼女の姿はなかった。でも、また明日。あそこに行けばフェイトちゃんに会える。そのことで湧き上がる嬉しさと興奮に、私はロールを繰り返しながら帰路についた。
――その日交わし合った永遠の約束。
――私達の始まり……。
続く!
可愛いものが多すぎて移ろい行く心を留められず、ころころ描くものが変わっていくのは仕様です。今は東方・なのは・アトリエ(アーランド)にはまってます。百合スキーのニコニコ厨。
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