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ついうっかりゆかりんのライブDVDを買ってしまいました脇田です。
やべーよーゆかりん世界一かわいいよー。ラジオの影響で普通にゆかりんスキーになってしまいました。中古で買ったんですけど、売った人の気が知れませんね!!!もったいなーい!
報告:脇田のイベント参加フラグはクラッシュしたぜ!
拍手で買いに行くぜーって言ってくださった7人の方々ーありがとーうございましった!!!脇田は感動した!!ななにんですよ、奈々人!!(←もう病気だよこの人)あと8人…。遠いなあーww
とか言いながらも、ぶっちゃけほっとしました(笑)まだ早いよ早いよ。金を払う本としてはへたくそだもんwwwwwまだまだまだまだ脇田は頑張りが足りてない!!そんなのはあ自分が一番わかってる!
ので、イベント時はサークル様挨拶コピー本を押し付け配布し続けようと思います!
わーい。拍手で買いに行くよって言ってくださった方々にはあれだよ、いつか参加する時にそれまで出した挨拶コピ本まとめて無料で渡す!多分2年後くらいには参加すると思う!その頃まで、このブログ…やってるのかな…。
そんなこんなで、今日の本題。
「この空の世界に」の緋詠さんの連載ss第2話ーーーーーーーー!!
自分はめがっさシリアスが続くと思ってたのですが(そんな展開が脇田好みなのは言うまでも無い。)まさかのなのフェイいちゃつきのターン!!(もちろんのほのぼのラブもまた良い!!!)
今回はサービス回でしょうか??ふへへへ。
にやにやしてこいなのフェイ厨のみなのしゅーーーーーう!!
歌…いいよね。ゆかりんの歌、練習しようとおもいます。ネタ歌のレパートリー増やすぜ…。
第二話 ― 少 女 達 の 幸 福 な 時 ―
あれから私は頻繁にあそこへ行くようになった。剣の稽古をサボってでも、フェイトちゃんに会いたいから。声を聞きたいから。笑顔をみたいから。フェイトちゃんがいるだけで私のぽっかりと空いたはずの穴が埋まっていく。満たされていく。
村では、誰もが私の名を呼んではくれない。彼等の理想像である名で呼ぶ。
それは私ではない。あなた達が勝手に作った―――偽物。
でも、子供の私が何かを言えるわけじゃない。そんなとき、大人は私を子供扱いする。身勝手。ずるい。頬を膨らませながら着地すると、防護服を変える。今日は、ちょっとおしゃれをしてみた。帝国の商人からかった、ピンクのフリルの服。でも、そんなにふりふりしてるわけじゃなくて、なのは好みの服。
私は走り出す。スカートが翻るのも気にしないで、名前を呼んでほしいから。笑顔で…私を迎えて欲しいから。
「こんにちは、フェイトちゃん!」
彼女に手を振りながら近づく。でも、何だかうかない表情。どうしたのかな?そう思い声をかけるも、「ううん、大丈夫。心配しないで?」の一言。それっきり、フェイトちゃんは絶え間なく笑顔だった。
でも、次の日も、またその次の日も、フェイトちゃんの翳りが消えることはなくて…逆にどんどん酷くなるような感じがした。だから、私は意を決してフェイトちゃんに聞いてみたんだ。でも、また「心配しないで」なんて言われた。こんなところで引き下がらない!!
「…フェイトちゃん。大丈夫じゃないよ…。フェイトちゃんが苦しそうな…悲しそうな顔をしているのは、なのは辛い。友達が悩んでいるのに、相談に乗れないことって…辛いよ…」
「なのは……。…、うん、ごめんね。なのは。辛い思いをさせて…」
「気にしないで、それよりも、相談してくれるかな?なのは、フェイトちゃんのためならなんだってできるから!!」
これは私の本心。心の底からの言葉。実際、私はフェイトちゃんが言うなら断崖絶壁の崖からのバンジージャンプも出来る。……そんな気がする。でも、私の意気込みは伝わったらしく、苦笑をしてフェイトちゃんは「ありがとう」と言ってくれた。
「……私ね、歌が、好きなんだ。いろんな歌が好き。民謡や、クラシック。街角の飲み屋から聞こえる歌。世界には、いろんな歌がある。歌は、凄い。楽しい気持ちにさせてくれるし、悲しい気持ちにもなるけど不快じゃない。辛い事があっても、歌があれば、気を紛らわせられるんだ。……だから、私は歌が好き」
「なのはも、昔お母さんが歌ってくれた歌が好きだったよ。眠りに落ちる前に、必ず聞かせてくれた、子守唄」
「……私も、じょうお……母さんが忙しい合間に聞かせてくれた子守唄が好きだった。歌うこともすき。……だけど、ね。数日前に〝歌〟を禁止されたんだ。母さんに……」
「な」
フェイトちゃんは凄く、悲しそうだった。辛そうだった。なんで。どうして彼女から歌を取り上げたのか。会ったことも無いフェイトちゃんの母に怒りがわく。
「何で、禁止させられたの?」
「理由は分からない。でも、『もう、歌うのは止めなさい』って言われたんだ」
「そんなの、理由も言わないのにやめろだなんて…横暴だよ!!」
「なのは、でもね?……その時の母さんの顔、泣きそうだったんだ……」
「え?」
フェイトちゃんの話だと、フェイトちゃんのお母さんは本当に泣き出してしまいそうな位、辛そうな顔をしていたらしい。それは、彼女がなんらか歌で悲しませたのかと思ったらしいけど、違う、と首を振られたらしい。結局、言い渡されてから数日、理由も聞かないままでフェイトちゃんは歌うことをやめた。
「……辛いけど、母さんが辛そうな顔をするかは、いくらかましなんだ。大切な人に悲しい顔をされると、私まで悲しくなる。…なのはの言う通りだね、私も、私が悩んでいる所為でなのはが悲しそうな顔をするのは…辛いから」
「……フェイトちゃんの所為じゃないよ」
それだけ言うのにせいいっぱいだった。私は頭の中を必死に回転させる。どうすればフェイトちゃんの笑顔を取り戻せるか、心からの笑顔を見ることができるか……。その時、あることを思いついた。
「…ねぇ、フェイトちゃん。…ここで、歌ってみてよ?」
「え……、なのは、聞いてなかったの?…私は歌わな」
「聞いてたよ。ちゃんと」
少し怒り気味に言おうとしたフェイトちゃんに向かって、私は笑顔で言う。
でも、私は彼女の瞳を捕えて離さない。私の視線に耐えられなくなったのかフェイトちゃんが顔を背けようとするけど、そうはいかせない。頬を両手で押さえ、額を合わせ、視線を絡ます。
「…でもね、そんな簡単には、諦められないくらい、フェイトちゃんは歌が好きなんでしょ?だったら、諦めちゃダメだよ。お母さんになんて言われようと、歌っていようよ。誰もフェイトちゃんの歌を聞かなくても、なのはが…なのはだけがずっと聞いてるから!!だから……」
「なのは……」
「フェイトちゃん…、ね?歌ってみて…?」
すると、フェイトちゃんはその澄んだ深紅の相貌から、綺麗な雫を流した。不謹慎だけど、何故だか凄く……綺麗だった。フェイトちゃんは小さく頷くと、袖の布で目元を拭い、少しだけ恥ずかしそうに笑った。
「…下手かもしれないけど、頑張って歌うから…」
下手な訳ないだろう。なんとなく、そう思った。
そして、フェイトちゃんは大きく息を吸い込み、歌い出した。
――本当に……下手なんかじゃ全然ない!!
綺麗なアルトの声。紡ぎだされる旋律は、フェイトちゃんの声だけなのに、もうそれ以外の演奏がいらないくらい。お世辞じゃない。本当に、フェイトちゃんの歌は凄かった。
一句一句に想いをこめ、音程もぴったりで、伴奏なしでここまで歌えるのは凄い。
曲が終わった後、私は思わず拍手していた。
「凄い!!すごいよ、フェイトちゃん!!綺麗だった!!」
「ぇ、えと、ありがとう…なのは……」
照れながらはにかむフェイトちゃん。
その表情に、私の胸がトクンッ、と跳ねた。え?今の…なに?
「なのは?」
「ううん、何でもないよ。それより、どうだった?久しぶりに」
「……うん。すごく、気持ち良かった…。何だか、本当の私を曝け出したみたいで、開放感があって…。それに、なのはが聞いてくれてたから」
「ふぇ?」
すると、フェイトちゃんはいきなり私の手を両手で包み、顔を間近まで近づけた。ち、近い……!!何故だか顔が異常に熱い気がする…。
「あのね、なのはが聞いてくれてるって思ったら、なんだか心がポカポカしてきたの。私、こんな気持ちで歌ったのは初めて…。誰かの為に、歌いたいって思ったのは。…ねぇ、なのは。私、これからはなのはのために歌う。なのはが望むのなら、いつだって、どんなときだって…。私の歌は…なのは、君の為にあるんだ…」
「ぇ、え?あ、その、う、うん……あ、ありがとう……」
フェイトちゃんのいきなりの発言に、なのはの心臓が煩くなる。やめて。この音をフェイトちゃんに伝えないで。何だか恥ずかしい……。当のフェイトちゃんは満面の笑み。心からのその笑みに、なのはも自然と笑顔になる。私が見たかった頬笑み。
フェイトちゃんが「なのはのために歌う」って言ってくれた時は、思わず飛んで跳ねて喜びそうな位嬉しかった。
でも、もったいないな、とも思った。だって、こんなに綺麗な声なのに、誰もきかないなんてもったいない。ううん。このフェイトちゃんの綺麗な歌声を、皆に自慢したい。でも、反面に誰にも聞かせたくない。なんて思いもある。自分の独占欲の強さに苦笑する。フェイトちゃんが「ん?」と小首を傾げる。
「ううん、ありがとう。フェイトちゃん。なのはのために歌ってくれて…」
「どういたしまして。私からもありがとう。なんだか、肩の荷が無くなった気分。なのはは、私に元気をくれるんだ。その笑顔で、言葉で、優しさで…。だから、なのはも、歌と同じくらいに大好きだよ♪」
「―――っぶ!!?」
なななな、なんてことをさらっと!!?
再度顔を赤くする私に、フェイトちゃんは心配そうにのぞく。「大丈夫?」とか、さすがに「フェイトちゃんの所為だよ」とか言えないから、無言で抱きよせて二人で芝生に倒れこむ。「きゃっ」って可愛らしい悲鳴が上がったけど、気にしない。
抱き合ったまま倒れこんで、数秒見つめ合ってから私は声をあげて笑った。
「っぷ、あははははは♪」
「ふふ、あははははっ」
しばらく笑って、おさまってくると、何だか急に眠くなって…。
隣を見ると、フェイトちゃんも何だか眠そうで、この日差しの中眠気を我慢するのはちょっと厳しいかな?
「…フェイトちゃん、お昼寝、しよっか?」
「え、でも……なのはともっと話してたいし……」
「大丈夫。ずっと、一緒だから……」
「……うん」
そう言ってさらに体を近づけて、額を合わせた。
「―――大好きだよ、フェイトちゃん」
「―――私もだよ、なのは」
そして、私達は夢の世界へと旅立った。
――迫りくる運命の歯車の音に、気付かずに……
続く!!
可愛いものが多すぎて移ろい行く心を留められず、ころころ描くものが変わっていくのは仕様です。今は東方・なのは・アトリエ(アーランド)にはまってます。百合スキーのニコニコ厨。
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