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新刊タイトルも決まったぞ!!!!
その名も「Muchos amigos」!日本語直訳で「友達がいっぱい」
フィーリングが大事なのでタイトルと内容はまったく関係ないよ!
ブログ常連さん向けとしか思えないギャグコメやらいちゃいちゃやらの短編集の予定だよ!
アリサとマテリアルもでるよ!
以上、方向でした。
今日の本題。
緋詠さんからのいただきものss更新だーい。
かなり前にあげたっきりだったのでみなさん内容をお忘れでしょう。
というわけで、読み返せ!
序
1話
2話
緋詠さんのエネルギッシュさは脇田はまねできないぜ…。
脇田はオリジナルキャラへの愛(みなさんも脇田も忘れている長編の某少年)とかまるでないですしね!!もっと深く考えればよかったといまさら後悔。オリキャラがお気に入りだったら更新してたかもしれない(あくまでもかもしれない)
さて、今回の話は第3話!
乞うご期待的な感じでじれったいですね!
てかラブラブですね!!!…うーん…どうすれば脇田は正統派らぶらぶななのフェイが描けるんだろう…。ううーーーーーーん。
そんなことはおいておいて、レッツ続きから!!
第三話 ― 夢 の 終 わ り ―
フェイトちゃんと一緒にいると、時間がたつのも忘れてしまう。時間なんて過ぎなければいいのに。と私は毎回思う。でも、過ごしていく中でいろんな表情の彼女が見れて、私の心が晴れていく。笑顔を見るだけで、嬉しい温かい気持ちになって、この笑顔を絶対に曇らせたくないって…そう、思う。
――大好きなフェイトちゃん。
――あなたといたい。
――あなたのそばにいたい。
――あなたと一緒にいたい。
「ずっと…一緒に……」
「なのは?」
フェイトちゃんが微笑みながら首をかしげる。私は「なんでもない」と答えながら抱きつく。…初めは、こうやって抱きつくのも、恥ずかしがって出来なかったけど。今は「もう、危ないよなのは」と言いながらもフェイトちゃんは優しく抱きしめてくれる。フェイトちゃんは、私のあったかい居場所。フェイトちゃんだけが、なのはを?なのは〟として見てくれる。いつまでも…この人と一緒にいたいな……。
月日は流れ、私達は未成熟ながらも女性へと成長した。身長も伸びて、色々な知識もえた。剣術も嫌だったけどフェイトちゃんの笑顔を思い出すだけで頑張ってこれた。そして……私は、幼い頃よりの想いが変わった。幼い頃は、大好き。大切な、一番大事な友達だったフェイトちゃんが、今では一番大切な女性になった。
つまり…私はフェイトちゃんに恋をしている…―――
気がついたのはいつだったか。なんて覚えてない。いつの間にか…、それとも出逢ったあの日から。私は彼女に恋をしていた。日を重ね、年を重ねるごとに想いは強くなる。私は今日も、この想いを胸に空を飛んでいた。――彼女に会うために。
目的の場所の上空で減速し着陸すると、バリアジャケットを解除して元の服装になる。草むらを出ると昔から変わらない草原があって…あの木の下にフェイトちゃんがいた。だけど、どこか遠くを見つめていた。どうしたのだろう?声をかけると、驚いた様子から、笑顔に戻った。ただ、一瞬だけ悲しそうな顔をして。
私は見逃すはずがない。見逃したくない。だから…。
「こんにちは、なのは」
「こんにちは、フェイトちゃん」
煌めく金砂の神が潮風に揺れ、幻想的な雰囲気。そして、均整のとれたスタイルに、物腰柔らかな動作。可愛かった少女は、美しい女性へと成長していた。見惚れてしまうほどに、綺麗。きっとフェイトちゃんの町では、フェイトちゃんはかなり人気があると思う。……面白くない。でも、ここでは、今この時間だけは…フェイトちゃんを独り占めできる。私の幸せ。
「何かな、なのは。私の顔、何か付いてる?」
「ううん。いつも通り綺麗だよ」
「っ…!?」
私が素直にそう言うとフェイトちゃんは顔を真っ赤にして両手でその顔を隠してしまった。残念。もうちょっとその可愛い反応が見たかったんだけどな。でも、綺麗なのは事実だよ。すると、フェイトちゃんが照れながらも「なのはだって…綺麗だもん」と言ってくれた。私は嬉しくってフェイトちゃんをやさしく抱きしめる。
……久しぶりだなぁ。こうやって抱きしめるの。
そんなことを思っていると、フェイトちゃんが私の腰に手を回しながらつぶやく。
「久しぶり…だね。こうやって抱き合うの…」
同じことを言われた。私は「そうだね」って返事をする代わりに抱きしめる力を強める。
なぜ、久しぶりかというと…私がそうしなかったから。変に意識してしまい、抱きついて嫌われたらどうしようって…おびえていたから。でも、今日は違う。自分に素直でいたい。なぜなら……私は、今日フェイトちゃんに告白をするから。
もう一度強く抱きしめて、それから話をするために一回離れようとすると…フェイトちゃんがいやいやと首を横に振った。どうして?私は不思議に思いながら「フェイトちゃん?」と彼女を呼んでみた。すると、…かすかに聞こえるすすり泣く声。
「フェイトちゃん!?」
急いで顔を上げさせると、彼女の深紅からは透き通った雫があふれていた。フェイトちゃんは頬を伝うそれをぬぐいながら、涙を止めようとする。私はそっと指で拭う。
「…こうやって、抱き合うの…久しぶりで…なんだか、涙が出てきちゃって…」
「…ごめん…」
「なんで、なのはが謝るの?……あやまら、ないで…」
「……それでも、」
「ごめん…」そう言って私は再び抱き寄せた。だけど、フェイトちゃんは泣くのがおさまらなかった。すると、突然泣き声が止んで、私が顔をのぞくとフェイトちゃんは真剣な表情をしていた。
「…なのは。大事な…話があるの……」
頷く。フェイトちゃんは大きく息を吸い、佇まいを正した。
そして…私にとってとても残酷なことが口にされた………―――
「もう、なのはとは会えないんだ…―――」
「……ぇ……」
あまりの衝撃に、思考回路が停止し、言葉が何も出ない。言いたいことはあるはずなのに、真っ白な頭では何にも考えられない。それよりも、今フェイトちゃんが何を言ったのかさえ、私はきちんと理解してない。ううん、…したくない。
フェイトちゃんは、俯きながら、淡々と言葉を口にする。
「…もう、ここには、こない…。なのはとは、一緒にいられない…。私は、…」
「どうして!?フェイトちゃん!」
どうして。どうして…どうして!?何でそんなこと言うの?なのはのこと嫌いになったの?フェイトちゃんも私から離れて行ってしまうの?好きだと言ってくれたよね?ずっと一緒だよって、約束したよね?どおして、何で何で何で何で…。
フェイトちゃんが、離れて行ってしまったらまた……――
――― 私 ハ 独 リ ナ ノ ―――
「い、や…だよぉ…ふぇいとちゃん…」
視界がにじむ。うまく言葉が出てこない。代わりに出るのは嗚咽だけ。子供のように駄々をこねる私。でも、フェイトちゃんは俯いたままで、目を合わせようともしてくれない。何にも言ってくれないフェイトちゃんの肩をつかむ。
「ねぇ、理由があるなら言って!何も知らないままサヨナラなんて…嫌だよ!…それとも……、フェイトちゃん、なのはのこと…嫌いに…」
「それはない!!」
「嫌いになった」そう聞こうとしたらフェイトちゃんが大声をあげ否定した。見ると肩がふるえ、目は見えないけど口元には一筋の紅い雫。唇を噛んでいた。私は泣きやみ、彼女の頬を両手で掴み無理やり顔を上げる。…涙にぬれた顔。怯えと後悔と…不安。そんな瞳だった。いつもの…煌めく澄んだ瞳じゃなくて、涙で赤くはれた眼。
「嫌いに…なったりしない。私は、…なのはが大好きっ!!…でも、もうここには来れないし…なのはにも、あえないんの……」
「…ごめん、私も…取り乱してた……。理由は、…どうしても話せない?」
「…ごめ、…なさ…い……」
とうとう、フェイトちゃんは泣き崩れてしまった。考えてみれば、一番辛いのはフェイトちゃんだ。言いだす勇気。泣き崩れ、座り込んでしまったフェイトちゃん。
「ごめんなさい…なのは…。約束、守れない…。でも、でも!!私、わたしは…なのはのこと、大好きだから…嫌いになんてならない…」
「うん、…ごめん。そして…ありがとう、フェイトちゃん。私も…フェイトちゃんが大好きだよ…」
屈んで頬を包みながら目を合わせる。
もう、会えないというのなら。せめて、この想いだけでも伝えたい。いや、伝えなくちゃならない。私はいつでも、貴女を想っていると…―――
「フェイトちゃん。聞いて欲しいことがあるんだ」
「私はね。フェイトちゃん、貴女のことが好き。ずっと、ずっと好きだった。今でも、これからも…フェイトちゃんは、私の一番大切な人で、一番好きな人だよ…。たとえ、会えなくなってしまっても、いつか…いつかまた会える。ううん、会いに行く。きっと、フェイトちゃんを見つけてみせる。必ず……」
「なの…は、」
私はそう言って、彼女との距離を縮める。そして、触れ合う私とフェイトちゃんの唇。おそらく、最初で最後の口づけ。数時間にも感じられたその行為は、わずか数秒ほどのこと。顔を離すと、呆けたままのフェイトちゃん。だけど、頬は次第に赤く染まり…また、彼女の頬に涙が流れる。
「嫌…だった、かな?」
「ううん…嫌、じゃない…全然嫌じゃない…。逆に、ね…嬉しいの…」
「嬉しい?」
「だって…私も、なのはのこと…好き。なのはのこと、ずっと好きだった…」
好き。フェイトちゃんの柔らかな唇から紡がれた言葉。その言葉が脳にしみ、私は自然と涙を流した。嬉しい。嬉しい。…だけど。せっかく想いが通じ合えたのに、なのに…。なぜ引き裂かれなければならないのか。なぜ別れなければならないのか。
――なぜ…!!
「なのは」
顔を上げると頬から伝わる温かな温もり。そして、先程感じた唇の感触。
フェイトちゃんに、キス、された。
「……お別れだって、言ったけど…いつか、また君に会いに来る。私も、なのはが私を想ってくれている限り、私もなのはを想い続ける…」
「フェイトちゃん…。私は、ずっとフェイトちゃんを想い続けるよ。そして、いつかきっと、必ず迎えに来る。絶対に……!!」
「なのは…」
「フェイトちゃん…」
互いの名を呼びあい。私達はまた、口づけをした。
一度離れるだけ。また会える。離れていても、想いはここにあるから。
どちらからともなく、体を離した。
「…もう、いかなきゃ…」
「ねぇ、フェイトちゃん。…遠くにいても、名前を呼んでくれれば、私は貴女の隣にいるから。だから…」
「うん…なのは。私も名前を呼ぶ。だから、なのはも私を呼んでね…」
「わかったよ……」
「…また、会おうね、なのは…」
「きっと、また。フェイトちゃん……」
こうして、私達は…再び会う約束をして、別れた。
――それは、変わらない想いの誓い
――いずれまた私達は再会する
――互いの運命に気付く時が……
続く!
可愛いものが多すぎて移ろい行く心を留められず、ころころ描くものが変わっていくのは仕様です。今は東方・なのは・アトリエ(アーランド)にはまってます。百合スキーのニコニコ厨。
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